公共交通機関でのセクハラ撲滅キャンペーン
2019-03-02


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3月8日は国際女性デーということで、私たちの事務所では公共交通機関でのセクハラ撲滅に関する、大規模なキャンペーンをスタートしました。実はこのキャンペーン、去年の11月に計画されていたのですが、10月26日に始まった政治的なクライシス(無政府状態)のために、延期せざるをえませんでした。

昨日は夕方からこのキャンペーンのオープニングのイベントを開催しました。大変がっかりしたのは、参加すると言っていた女性省大臣も、交通省の副大臣も、結局ドタキャン。政府側からの参加は、コロンボ市長の女性のみとなりました。でも、オランダとカナダの大使も来てくれましたし、オーストラリアと日本の大使館からも参加者があり、嬉しかったです。

キャンペーンでは、16人のスリランカ人女性が自分のセクハラ経験を語ったものを、写真やビデオ、パネル展示などで表現したものをコロンボ市庁舎の横に立てたブースで見られるようにし、さらに学生やバスドライバーや車掌向けのトレーニングセッションなども行います。ちなみに、私たちが4年前に行った調査では、なんと90%のスリランカ女性が公共交通機関でのセクハラを経験しているとのこと。ひどいですね。

このキャンペーンのことを聞いてからか、交通省は最近、電車に女性専用車両を設ける、という発表をしました。これが解決策とは言えませんが、我が国でも女性専用車両はありますし、何もないよりはまし、であることは確か。これを機会に、セクハラが減るといいのですが。

写真はスピーチをしている私。またサリーを着てみましたが、やっぱりちゃんと着付けできていないせいか、快適だったとは言えないです。

[仕事]

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