私はお正月というとあの震災と原発事故を思い出します。というのも、2011年の紅白歌合戦を見て、すごい危機感を感じたので。その頃のブログにも書きましたが、日本人は私達の持つ困難を乗り越えている力を発揮して、あっという間に復興をなしとげ、震災という自然災害と原発事故という人災を一緒くたにして、すべて過去のこととして忘れ去ってしまうのではないか、という強い印象を持ったのです。
あれから2年、震災からはもうすぐ丸3年。まだ汚染水の流出のニュースがわりと頻繁にあるにも関わらず、なんだか原発のことはやっぱり忘れられているような気がします。少なくともマスメディアを見る限りでは…。そんな中、ハフポストでこんな記事を見つけました。フクシマの「観光地化」に尽力している思想家のインタビューです。
私はこれはとっても重要な活動なのではないかと思います。「汚いものにはふたを」というのが日本の文化ですが、それを逆手にとって、開かれたフクシマを目指す。そして、原発の恐ろしさを皆に知ってもらう。勇気ある、そして意味のある行いではないでしょうか。
ちなみに、私は最近ハフポストをよく読んでいます。昔は朝日新聞のウェッブ版を読んでいましたが、今はほとんどの記事は購読契約をしないと途中までしか読めないのですが、ハフポストだったらそんなこともありません。しかも結構いいとこをついた読み応えのある記事があるように思います。(とはいえ、朝日新聞とは協力関係にあるみたいですけど。)
セコメントをする