先ほど、地元の神社への初詣から帰ってきました。今回はジュリウスも連れて行きました。それほど寒くなかったので、1時間近く並んでも大丈夫でしたが、ジュリはさすがに眠くなったのか、帰りは歩きたくないー、とぐずり、お菓子を買ってあげるから、となだめすかさなくてはなりませんでした。
しかし、2011年はえらい年でした!個人的にも、3月にピーターの2度目の発作、8月の転職/アディスへの引っ越し、その後のエチオピア暮らしと苦労の連続でしたが、何と言っても東日本大震災と福島の原発事故は、海外に住んでいて直接影響は受けていないといっても、日本人として強烈な事件でした。特に原発事故を機会に、「原発のウソ」を始め、いくつか本を読んで、原発の恐ろしさとこれまで原発のことを何も知らなかった恐ろしさに愕然としました。私は日本というと子供の権利が守られないこと(児童虐待を防ぐ措置があまりにとられていなすぎなこと)と死刑制度廃止へ向けての世論形成がされないことを(沢山あるこの国の問題の中でも)特に問題視してきましたが、原発は確実に私にとっての新たな重要課題と思うようになりました。
そんな中、紅白を見ていて思ったのです。日本人の我慢強さ、地道に努力する性質、困難を乗り越えていく力、などは、もちろん美徳ではあるし、世界に誇れるものです。でも、この長所が、今回の大災害からの立ち直りに関しては、もしかすると短所となってしまう可能性も大きいと。今年の紅白は、私の印象では「大災害で被害を受けている人を励まそう」というカラーがものすごく強かったと思います。つまり「皆で頑張ろう!」というメッセージ。これはこれで素晴らしいことです。そして、今までもあらゆる困難から立ち直ってきた日本人は、今回もそうやって世界が驚くほどの復興を、驚くほどの早さで、成し遂げることだと思います。でも、その中で、原発事故という「人災」がなぜ起こったのか、起こした責任者はどう責任を取るのか、そしてもう2度と同じような事故を起こさないためにはどうするべきか、そういった議論が「皆で頑張ろう!ムード」に流されてしまってはいけない、と思うんです。そういう意味では、大震災と原発事故を同じように扱ってはならないと思います。原発に関しては、徹底した原因究明と、責任の所在を明らかにすること、そして新たな災害の防止、つまり日本に54基ある原発をすべて停止し、放射能廃棄物の処理について開かれた議論をし、代替エネルギーの開発へ力を注ぎ、原発で既得権益を築いてきた官僚組織を解体すること、これなしに、本当の意味での事故収束はありえないです。
新年早々、重い話題になってしまいましたが、2012年は日本にとって生まれ変わりの年にならないといけないと思います。日本がよい方向に変われるように、私たちはもっと行動を起こさないといけない、と思います。もう10年以上選挙に行っていない私がこう言うのも何ですが…。(言い訳っぽいですが、在外選挙の手続きをもっと簡素化して欲しい…。)
個人的な意味では、今年1年は仕事で成果が出せるように集中して頑張り、家族のアディス暮らしが楽しいものとなるようにしていきたいです。ジュリはこの点では大丈夫だと思うのですが、ピーターは相当参っているみたいなので…。新年の抱負というよりは、とにかく過去4ヶ月の経験では相当しんどいとわかってしまったアディスでの暮らしをなんとか乗り切っていければ、という感じです…。やっぱさすがにせっかく引っ越してきたからには、最低2年は頑張りたいので…。さて、どんな1年になるでしょうか。
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